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遠くに外国船が連なる海と殺風景な岬。下界に降り立ち一人になった眞人は、巨石や門が目に入り夏子がいないかと近づく。不意に側にいたペリカンの群れに襲われ、女の漁師に助けられる。
ここから離れた方がよいということで漁師について船に乗る。頭の絆創膏が取れて傷があらわになるのも構わず、一緒に船をこぐのを手伝い、途中、巨大魚を釣り上げる。

「この世界は死んでるやつの方が多い」と、上とは異なるこの世の話を聞きながら、夏子につながる手掛かりは得られないまま、漁師の家へ。
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巨大魚をさばいて、周りの者たちに振る舞うまでを、漁師の手ほどきを受けながら全身で体験した後、

悪夢も見ずにぐっすり眠る。側に置かれた婆やたちにそっくりな人形について「あんたを守っている」と聞き、目の前の漁師は若い時のキリコなのだと確信する。
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夜、庭へ出ると、丸い風船のような生き物・ワラワラの群れが天へ昇っていくのに遭遇。キリコから「上の世界で人として生まれるんだよ」と聞き、自ら手で触れて生命の尊さを想う。
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突如、ワラワラをペリカンの群れが襲う。次々と食い荒らされていく様になすすべもなく愕然としていると、すかさず火の使い手・ヒミが現れる。
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海上から火柱でペリカンを撃退するが、ワラワラも燃えるのを見て「もうやめろー!」と我を忘れて叫ぶ眞人。キリコが「おかげで全滅せずに助かった」となだめて、ヒミを見送る。

騒動の後、逃げ遅れた老ペリカンと対峙。ワラワラを襲うなとの訴えに「そのためにこの地獄に連れて来られた。喰わなければ飢え死にするし、火に焼かれる運命だ」と教えられる。
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ペリカンの墓を作っていた所に青サギが現れ、射られた傷のせいで眞人がいないと鷺に戻れない(飛べない)との下心から夏子の居場所へ案内すると言うが、眞人が素直に従わずケンカになる。
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夏子は青サギにさらわれたと疑う眞人、応戦する青サギ。見兼ねたキリコが仲を取り持ち、青サギのせいではないと分かって、不本意ながら一緒に探しにいくことに。
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お守りとしてキリコ婆ちゃんの泥人形を受け取り、眞人の方からキリコに抱きついてお礼を言う。キリコとワラワラに見送られ、二人は夏子を目指して出発する。